FIRE計画の第一歩!「必要資産」の秘密

FIREの基礎

「FIREを目指してみたいけど、どこから始めればいいのかわからない…」

そんな方に向けて、この記事ではFIRE計画の土台となる「必要資産の計算方法」と「年間生活費の把握のコツ」について解説します。

FIRE( Financial Independence, Retire Early )、つまり「経済的自立と早期リタイア」を目指すには、まず自分の年間生活費を把握することが重要です。

なぜなら、FIREの必要資産額は「年間生活費×25倍」という計算式で求められるからです。

では、なぜ25倍なのでしょうか?
その理由を含めて、年間生活費の把握方法と必要資産の計算について詳しく解説します。


なぜ25倍?

「25倍」の根拠は、FIREでよく知られる4%ルールという考え方に基づいています。

4%ルール」とは、FIREの目標設定でよく用いられる方法で、「年間生活費の25倍の資産を持ち、資産運用を行うことで、その4%を毎年引き出しても資産を減らさずに生活を維持できる」という考え方です。

これは、過去の市場データを分析した結果、株式や債券の運用利回りが平均で年4%以上となることを前提とした理論です💡

*当然、市場の利回りやインフレの影響を考慮する必要はありますが、目標設定の基準として有効です。

この理論に基づき、必要資産は次のように計算されます: 必要資産 = 年間生活費 × 25倍

例えば:

  • 年間生活費が300万円の場合 → 必要資産 = 300万円 × 25倍 = 7500万円
  • 年間生活費が400万円の場合 → 必要資産 = 400万円 × 25倍 = 1億円

まずは、自分の生活費を基に必要資産を計算することがFIREへの第一歩です!FIREの必要資産は、あなたのライフスタイルに大きく依存します。

そのため、現状の生活費を正確に把握することで、FIRE達成のための具体的な目標を設定できるのです。


年間生活費を把握する方法

ここまで、現状の生活費を把握することの重要性について見てきました。
では、具体的にどうやって生活費を把握すれば良いのでしょうか?

ここからは、以下の3ステップで、簡単に年間生活費を把握する方法をご紹介します。

ステップ1: 毎月の生活費を記録する

  • まずは、各月のクレジットカードの利用明細を確認するのがおすすめです。一時的な支出も含めて、半年間程度の明細をチェックし、平均値を出すと良いでしょう。

    もし家計簿アプリでクレカ連携機能を使う場合は、以下のアプリが人気です:
    *どちらも財務局の電子決済等代行業に登録されている事業者です
    • マネーフォワード ME
    • 家計簿アプリ Zaim
  • 利用明細は、出費項目ごとに金額をまとめて振り返りましょう。 また、以下のように、支出を固定費変動費に分けると、改善ポイントがより明確になります。

固定費

毎月ほぼ一定で発生する支出です。一度見直すことで、長期的な節約効果が期待できます。
特にサブスクサービスは不要なものがないか、積極的に見直しましょう。

  • 住居費(家賃・ローン)
  • 保険料(生命保険・医療保険など)
  • 税金(住民税など)
  • 通信費(インターネット・携帯電話など)
  • サブスクサービス(動画配信、音楽ストリーミングなど)
  • 光熱費(季節によって変動しますが、固定費とします)

変動費

月によって変動する支出です。これらは改善しやすい部分が多いため、優先的に見直してみましょう。

  • 食費
  • 交通費(通勤費や旅行の一時的な交通費など)
  • 娯楽費(外食、趣味、エンターテインメントなど)

クレジットカードを使っていない方へ

クレジットカードをまだ活用していない場合は、現金での支払いをなるべく減らし、クレカ払いへのシフトを検討してみてください。

その理由はシンプルです:

  • 支出の把握が簡単に:月々の明細を確認するだけで、全体の支出が一目でわかります。
  • ポイントが貯める:支払いをするたびにポイントが貯まり、旅行や買い物で有効活用できます。

クレジットカードは便利なだけでなく、家計管理の効率化にも大いに役立つツールです。

ステップ2: 年間にかかる大きな出費を追加

  • 年間で発生する大きな支出(旅行、帰省、保険料の一括払いなど)は別途で加味します。

ステップ3: 予備費を考慮する

急な出費に備え、年間生活費の5〜10%程度を予備費として加えておくのがおすすめです。

ステップ1からステップ3までを合算した合計金額が年間生活費となります。


生活費を減らすコツ

FIRE達成を早めるためには、生活費を見直すことも効果的です。以下のような方法を検討してみましょう:

節約ポイント

  • 固定費の削減:家賃や通信費を見直す。
  • サブスクの整理:不要なサービスを解約。
  • 買い物の工夫:衝動買いを避け、計画的に購入する。

節約は重要なテーマであるため、別記事でさらに詳しく解説します!


まとめ

FIREを目指すためには、年間生活費の把握必要資産の計算が第一歩です。

  1. 毎月の支出を記録して年間生活費を正確に把握する。
  2. 年間生活費を25倍して必要資産額を計算し、具体的な目標を設定する。

このプロセスを通じて、FIRE実現に向けた計画がぐっと明確になります。

あなたも今日から、年間生活費を計算してFIREの第一歩を踏み出してみませんか?


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